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「維持管理どころではない」状況 の中でどうする

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「若者の住宅問題」で市民とトークセッション
神戸大・平山教授、ビッグイシュー住宅政策提案委員会ら

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ビッグイシュー基金では、住宅政策の再構築が日本の貧困問題解決の切り札ではないかと考え、2013年より「住宅政策提案・検討委員会」を開き、同10月、「住宅政策提案書」をまとめた。さらに政策提案を裏付けるために2014年8月、首都圏/関西圏に住む ①若年(20~39歳・学生除く) ②未婚 ③低所得層(年収200万円以下)の男女を対象に調査を実施し、1767人の回答を得た。この結果を同年12月、『若者の住宅問題』―住宅政策提案書[調査編]―としてまとめた。

これを受けて、平山洋介委員長をはじめ、各委員が参加し、シンポジウムを開催する。第3部では参加者の、NPO関係者にも発言するトークセッションの場を設けられる。

【日時】2015年2月8日(日) 14時~16時半 (13時半より受付開始)
【場所】損害保険ジャパン日本興亜 本社ビル2F 大会議室
住所:〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
(最寄駅:新宿駅西口より徒歩10分)
【定員】250名(先着順)
【参加費】1,000円(『若者の住宅問題』等、資料代を含む)

BI 前回の平山氏 (2)
前回のシンポジウムの様子

BI 前回の平山氏 (1)
写真は前回の昨年のシンポジウムで語る平山委員長

この調査では、低賃金で過酷な住居費負担の中で、6.6%の人が広義のホームレス状態を経験している一方で、4人に3人が親と同居せざるを得ない状況にあること。そして4割弱が「無職」、3人に1人が「大卒」、「いじめ経験者」、3割弱が「うつ病経験者」であることなど、「無業・ひきこもり」の人々や社会的不利・困難を抱えた若年層の状況も明らかにしている。

シンポジウムの内容

  • 第1部 「若年・未婚・低所得層の住宅事情について」
    ・平山洋介 委員長 (神戸大学大学院 人間発達環境学研究科教授)
     
  • 第2部 「若者に多様な住まいを」
    <住宅政策提案・検討委員会>
    • 藤田孝典 委員 (NPO法人ほっとプラス代表理事)
    • 川田菜穂子 委員 (大分大学 教育福祉科学部 准教授)
    • 稲葉剛 委員 (一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事/ NPO法人もやい理事)
  • 第3部 「市民が語ろう!若者の住宅問題」
    • 会場とのトークセッション

問合せ:基金 大阪事務所 (担当:高野さん)
TEL:06-6345-1517 E-Mail:info@bigissue.or.jp

ビッグイシュー基金が考える「ホームレス問題」とは

ホープレスになり、ホームレスに
失業して収入をなくし、家賃を払えなくなり住居を失くす。この2つの条件だけで人はホームレスにはなりません。3つ目に、友人や家族などの身近な絆を失い、独りぼっちになり希望をなくす。つまり、人はHopelessになりHomelessになるのです。

ホームレスとは一体誰なの?
ある研究者は、社会の激しい変化に対応できない人だといいます。だから、誰がホームレスなのかを調べれば、その社会が誰を弱者に仕立て上げようとしているのかがわかるとも言います。かつての日本のホームレス問題は古いタイプの製造、建設・土木などの産業に従事してきた中高年の男性労働者の失業とかかわっていました。今は、これらに加え、派遣切りにあった20代、30代の若いホームレスが増えつつあります。

厚生労働省の2014年4月調査でのホームレス人口は7,508人と、前年に比べ757人減っています。07年1月調査では平均年齢57.5歳、5年以上野宿する人は59%と、高齢化と野宿生活の長期化が指摘されていました。ここでのホームレスとは「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所として日常生活を営んでいる者」と、野宿生活者に限っています。ところが、翌08年のリーマンショックによる世界同時不況により、30万人にもおよぶ派遣労働者の解雇などにより、20~30代の若いホームレスが増えています。彼らの多くはネットカフェや24時間営業の飲食店などで夜を過ごしています。日本においても、国際的なホームレスの定義である、固定した住居をもたない人、また、それを失うおそれのある人という定義に従えば、その数はかなりの数になると考えられます。

ホームレス問題は社会の構造の問題であるとともに、社会の変化やその未来や、人間の生き方にかかわる根源的で、しかも誰の目にも見える問題なのです。
私たちは、ホームレス問題を「社会的排除をともなう現代的な貧困問題」という氷山、その頂点をあらわしている問題だと考えています。

ホームレスを救う、それは“社会自身”を救うということ。
ホームレスやワーキングプア、これらの人々を放置することで困るのは、まずは当事者の人々ですが、実は、本当に困るのは“社会自身”なのではないでしょうか? 社会の“連帯”が失われ、社会の問題を解決する社会の力自体が弱くなるからです。

ホームレス問題は、今、あなたのすぐ隣で起きている出来事です。そして、ホームレスという人種はどこにもいません。ホームレス状態におかれている人がいるだけなのです。

(2014年9月1日発のビッグイッシュー基金のメッセージより)

2015/02/01(日) 12:42:42|集合住宅改修 !&?|

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