「施工と管理」銅屋根クロニクル-59-
「施工と管理」銅屋根クロニクル-59-
金閣・銀閣・祇園閣。
銅閣造営を目指した大倉・伊東ペアの結論。
大雲院・祇園閣(京都府)
京都・祇園、丸山公園音楽堂の西、高台寺の北隣にある祇園閣は、1928年(昭和3年)に建築された鉄筋コンクリート造三階建。高さ百二十尺(36m)、鉾先には金鶴が輝く。大倉財閥の設立者である大倉喜八郎が建てた別邸の一部である。屋根は銅板葺きで、これは大倉が金閣、銀閣に次ぐ銅閣として作ったため、と言われている。祇園祭の鉾を模したもので、設計は伊東忠太。入口や内部のあちこちにに忠太の霊獣が据えられている。
日本金属屋根協会が毎月発行する機関誌「施工と管理」に「銅屋根クロニクル」を連載させていただいています。この企画は日本の重要な近代建築や寺社建築とその銅屋根を紹介し、板金職人の技と心意気を伝えようというものです。物件と紹介と銅屋根施工のポイントを紹介してゆきます。
バックナンバーはこちら>>http://www.kinzoku-yane.or.jp/chronicle/index.html
「施工と管理」銅屋根クロニクル 59 祇園閣(京都府)
2018/11/29(木) 00:00:00|屋根|