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「施工と管理」銅屋根クロニクル-49-

「施工と管理」銅屋根クロニクル-49-

12月14日は四十七士 討ち入りの日
大石神社(京都府)

大石邸の丸瓦

毎年12月14日は泉岳寺と播州赤穂が賑やかになる。
赤穂市の大石神社は大正元年、大石内蔵助良雄はじめ四十七義士と萱野三平を合祀して創建された。境内には国指定史跡の大石邸長屋門や庭園、義士ゆかりの武具・書画などを展示している義士宝物殿がある。一方、こちらの大石神社は京都市山科区にあり、旧社格は府社。大石良雄(内蔵助)を祀る。社地の付近は、1701年(元禄14年)7月から1702年(元禄15年)9月まで良雄が京都に隠棲し居を構えた地である。主君の仇討ちという大願を果たしたことに因み、「大願成就」の徳で信仰を集める。

山科の大石神社は赤穂浪士を崇拝していた浪曲師の吉田大和之丞(吉田奈良丸)が、良雄ゆかりの地に神社を創建することを計画し、京都府・市などに働きかけ、府知事を会長とする大石神社建設会などが設立され、1935年(昭和10年)に社殿が竣工した。奥には討入のための武器を納入したといわれる男・天野屋利兵衛を祀る義人社がある。上の写真は宝物館に展示された、大石邸の丸瓦。

稲荷山の東麓に位置する境内200坪の神社。歴史のある神社ではないが、京都の著名な観光寺社に疲れた人には、紅葉を背景に溶け込む、こじんまりとした佇まいは、好ましく映りそうだ。

12月号 大石神社

日本金属屋根協会が毎月発行する機関誌「施工と管理」に「銅屋根クロニクル」を連載させていただいています。この企画は日本の重要な近代建築や寺社建築とその銅屋根を紹介し、板金職人の技と心意気を伝えようというものです。物件と紹介と銅屋根施工のポイントを紹介してゆきます。
バックナンバーはこちら>>http://www.kinzoku-yane.or.jp/chronicle/index.html

銅屋根クロニクル 49 大石神社(京都府)

(一社)日本金属屋根協会機関誌「施工と管理」№354、2017年12月号より

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2017/12/28(木) 00:00:34|屋根|

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