「ちはやふる」映画化に喜ぶルーファー
「ちはやふる」映画化に喜ぶルーファー
人気漫画がアニメに、さらに映画化 3月19日公開
彼らが目指すかるたの聖地・近江神宮は 雨漏り神社
末次由紀の人気コミック「ちはやふる」が映画化。3月19日公開される。主人公は「競技かるた」に懸ける瑞沢高校かるた部の綾瀬千春。目指す舞台はかるたの聖地・近江神宮だ。
なぜ近江神宮がかるたの聖地なのか。それは近江神宮の祭神である天智天皇が小倉百人一首の第1番「秋の田の かりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ」の歌を詠んだからである。
天智天皇を祀る滋賀県近江神宮のかるた祭1月9日(日曜)午前9時。毎年歌かるたの祖神である天智天皇の前でかるた始めの儀が行われる。
全日本かるた協会のかるた大会、名人戦・クイーン戦がおこなわれ、NHKが実況中継する。JR大津駅や近江神宮に貼られた「かるたの聖地」の大型ポスター。背景はもちろん近江神宮。
ところで「この歌は雨漏りの歌ではないか」と思いませんか。屋根を葺いた粗末な苫の目が粗いので、隙間から雨露が漏れ落ちて、身体が濡れてしまう、というのだから。雨漏りの歌を天智天皇が詠んだ。それが百人一首の第1歌。その天智天皇を祀るのが近江神宮。だから近江神宮はかるたの聖地、というわけです。
見出しに雨漏り神社と書きましたが、近江神宮の屋根は檜皮葺きの本殿以外はほとんど銅板葺き。いずれも丁寧に葺かれています。雨漏りはしていません。雨漏りの歌によって聖地になったので、雨漏り神社と書きました。
近江神宮では、毎年お正月に「かるた祭・かるた開きの儀」が執り行われます。かるた祭の後には、(一社)全日本かるた協会・(一財)天智聖徳文教財団の共催、近江神宮かるた会主管による「高松宮記念杯近江神宮全国歌かるた大会」が開催され、近年は800人を越えるかるた選手が全国より参集します。
夏には「全国高等学校かるた選手権大会」が開催、地方予選を勝ち残った各高校の選手が技を競います。この大会は「かるたの甲子園」とも称され、漫画「ちはやふる」の人気もあって、近年いよいよ盛んになり、熱戦が繰りひろげられています。(近江神宮HPより)
2016/03/15(火) 13:35:51|ニュース|