「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

「ごちそうさん」と防水 その2

「ごちそうさん」と防水 その2

日本中のお茶の間が聞いた「防水」の言葉。
NHK朝の連ドラで「防水」4連発。

明治40年の地下防水
これは大阪地下高速鉄道の防水ではありませんが、さらに先立つこと明治40年の地下防水層が見られます。(主人公の卒業した東大構内赤門近くで2010年撮影)

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大阪の地下鉄は日本初の公営地下鉄として、1933年に御堂筋線の梅田・心斎橋間が開業しました。

1月8日の記事で紹介したように、NHK朝ドラで、「防水」が連呼されていました。一段落したようなので、このあたりで「防水」が話題になった部分をまとめておきます。

大阪の地下鉄建設で初の本格的な鉄筋コンクリート構造物に取り組む主人公・西門悠太郎が湧き出る水の対策、防水工事に苦労する、という設定です。

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第79回 1月6日放送 
御堂筋の下に地下鉄駅舎設計。昭和7年のことだ。  
主人公:「また漏水があったんですか!」

ナレーター:地下水位の高い大阪の軟弱地盤に「地下鉄建設、いくら防水をしても、コンクリートの継ぎ目などから漏水してしまう。この処理に現場は悩まされていたのでございます。」

主人公:「土木のほうで、防水してください」
土木 :「人手ありませんわ」「建築はええのう、夢みたいなことおっかけてて」「いつもケツ拭くのはわしら土木や」
主人公:何ゆうてるんですか!階段の位置が50センチずれてたときは、こちらが設計変更で対応したやないですか」
土木 :「50センチくらいどうってことないやろ」
主人公:「こっちはミリ単位の仕事してるんです」
土木 :「こっちは自然相手に仕事してるんや」

第80回 1月7日放送
主人公:「あのレベルの防水は土木がやってしかるべき仕事やないですか。それをやらされてるとか、やってやってるとか…。ええもん作ろうという気概がないんですか!!」

第81回 1月8日放送 掲載済>>

第82回 1月9日放送
主人公:「防水あれで限界ですか」
土木:「もうあとは建築ですきなようにやってくれや」

主人公は樋で逃がすしかない。主人公は、アーチに沿って樋を付ける案を提案。しかし意匠、コスト、時間に問題が。
さらに設計した教授は「なんだこの樋は!」

妥協策として、躯体コンクリート削って樋を埋め込む、ことを考え、土木に提案。

しかし土木は「なんぼ竹本せんせが言うても、そんなことしたらトンネル自体の強度がガタ落ちャ。躯体コンクリートは絶対削れん!」

第83回 1月10日放送
アーチを2重にしてその隙間を、水を逃がすスペースにしてしまおうという案を主人公が提案。安全と美観を兼ね備えた最終案だ。

土木:「工期も金もどうすんねん、壁も2重になる。ホームも5センチ削ることになる。やってられるか!」

2014/01/22(水) 01:43:28|地下|

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