「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

2015年1月27日 号(№230)

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2015年 睦月むつき平成27年、昭和90年、大正104年、明治148年

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「世界が注目するアール・デコ建築」の防水 その2

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宮内省内匠寮(たくみりょう)による朝香宮邸の屋根防水仕様
昨年11月22日、約3年間にわたる本館の改修工事を終え、東京都庭園美術館がリニューアルオープンした。>>つづきを読む

絵日記

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2014/11/16 第13回プロジェクトアシアス研修セミナー

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月刊「防水ジャーナル」による防水アーカイブズ 

月刊「防水ジャーナル」のこと

昭和45年(1970年7月)創刊。これなくして日本の防水の歴史は語れない。

月刊「防水ジャーナル」:1970年昭和45年7月 創刊第1号。 隔月発行。発行所(有)新樹社、編集発行人:櫻井年明氏。昭和42年3月に建築用シーリング材ならびに防水材の専門新聞『シーリングジャーナル』を創刊。昭和45年に防水の分野を分離し、隔月刊の雑誌『防水ジャーナル』を創刊。1973年昭和48年、6月号 第18号より月刊。

BJの棚P1140731

日本建築学会防水アーカイブズあり方検討委員会では創刊号より、大部分を保管しているが、以下が欠番になっている。

1971年昭和48年、第5号 特集:アスファルト防水の総点検(1)
1974年7月号、第31号 特集:ゴム化アスファルト(エマルション)防水の総点検
1976年5月号 第53号 特集:外壁のエポキシ樹脂注入工事について
1987年7月号 第187号 特集:防水工事施工管理のポイント
1987年8月号 第188号 特集:複合防水・機能向上への期待
1991年3月号 第231号 特集:現場が抱える諸問題―防水工事の工期短縮を考える
1991年4月号、第232号 特集:現場が抱える諸問題―防水工事の工期短縮を考える(2)
1992年1月
1992年5月
1992年8月号
1998年9月号
2001年11月
2001年12月号
2002年8月号
2003年1月
2003年2月号
2008年7月号
2010年12月号
2011年6月号
2014年5月
2014年6月号

表紙P1140003

(一)「防水ジャーナル」で特筆すべきは、昭和46年1月号から昭和50年8月号までの15回にわたって、掲載された「二人で話そう」である。ホストは当時東京工業大学助教授の小池迪夫先生。ゲストは防水業界の長老15人(下)。この記録は「防水業界の宝」である。

田島武長、鴻巣義雄、目黒清太郎、岩崎一、国生祐作、平野功、森源之助、吉村和徳、山崎慎二、北条弘太、山本照夫、荻野英夫、青森繁男、土橋隆の各氏。

「二人で話そう」が「金」だとすると、「銀」はゼネコン技術者による「防水研究会」とメーカーによる座談会総点検シリーズだろう。最先端の材料,工法、研究成果がここで語られ、その成果は後の連続講演会につながり、防水業界の発展に大きく貢献したはずだ。
創刊号の「ブチルゴムシート防水の総点検」から第39号に掲載された<第31回防水研究会報告>座談会「貼り仕舞端末金物の総点検」まで5年間続いた。

特集の概要は防水ジャーナル発行元の新樹社HPで見ることができるが、公開されているのは2000年以降である。それ以前の情報は、
(二)1997年7月1日に発刊された臨時増刊号(第307号)創刊300号記念臨時増刊号「防水100年 明治から平成へ」で、創刊号から300号までの主な記事を検索できる。(現在でも購入可)

創刊300号記念増刊号(写真左)目次より(一部)

  • 小池迪夫:防水100年―「建築雑誌」にみる先輩達の航跡
  • 長田雅夫:私の防水年表~長田メモによる防水発展の歴史~(アスファルト防水・シート防水・塗膜防水の変遷、JASS8改定の経緯
  • 明治・大正・昭和三代の防水マップ
  • 梧原幸八郎:建設省建築工事共通仕様書の変遷におけるアスファルト防水の歴史
  • 田島武長:市川良正先生を偲んで
  • 座談会:ベテランたちが語るアスファルト防水今昔
  • 小池迪夫:再録「二人で話そう」抄
  • 座談会「防水研究会の頃」
  • 年表:防水材料工法の歴史
  • 防水と防水人の本あれこれ

ここで紹介されている32冊のうち「アスファルト及びその応用」、「日本アスファルト物語」、「アスファルトルーフィングのルーツを探ねて」の内容は、「ルーフネット」のサイト内「防水デジタルアーカイブ防水歴史図書館」のコーナーで詳しく紹介している。

  • 防水ジャーナル1―300号の記事別索引、著者名別索引
  • 「防水に生きる」登場者300人。

現在517号だから517人の防水マンのカメラルポが掲載されている。防水工事店の経営者や番頭、管理者、職人など。現場に出ていることが基本的な掲載条件。「建設マスター」や「現代の名工」、「名物職人」などは、ほぼ網羅しているはずである。

(三)防水ジャーナル2005年10月号、第407号 特別企画:防水100年記念~明治から平成へ
全防協の「防水100年記念式典」、記念誌「日本の防水~防水工事100年のあゆみ」(写真中)
との連動企画。全防協の記念誌も新樹社が製作協力にあたった。

407号(写真右)目次より(一部)

  • 100年の担い手が語る防水の歴史
  • 鶴田裕、松田健一:JASS防水工事標準仕様書の変遷 
  • 梧原幸八郎:公共建築工事共通仕様書の変遷におけるメンブレン・シーリング防水の歴    史
  • 豊沢貢:都市再生機構の標準仕様書の変遷と防水工法歴史
  • 防水アーカイブ:わが社のこの一枚

たとえば、日本アス協組時代の高山工業(高山商会)の写真、日本最初の年限仕様書、アクリルエマルション防水の日本初の広告、田島ルーフィングが初めてルーフィング生産を始めた工場、特殊絶縁ルーフィング第1号の写真、国産最古のセメント防水剤のカタログ、我が国最古の防水工事店の一つ岡田建材創業者の履歴書…など。

  • 1~406号までの目次

2015/01/17(土) 23:38:03|ARCHIVES|


「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館

我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。

  • 主な収録項目

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