「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

2012年4月13日 号(№92)

2012年4月13日 号(№92) kagenn

2012年 卯月うづき 平成24年、昭和87年、大正101年、明治145年

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ARK アスファルトルーフィング工業会事務局長交代

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新事務局長に串原俊夫さんが就任
4月1日付けで、アスファルトルーフィング工業会(ARK)http://www.ark-j.org/index.htmlの事務局長が交代した。>>つづきを読む

6月オープンに向けて工事すすむ東京駅

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覆いが取れた東京駅
4月4日の東京駅。6月からは一般の駅舎利用が始まり、10月にはステーションホテルの開業と合わせてグランドオープンの予定。
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今年の近江神宮「燃水祭」は7月5日

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近江神宮「燃水祭」世話人で滋賀県石油組合理事長(左)と、滋賀県防水工事店の雄(右)
滋賀石油 芝野桂太郎会長(左)と地元滋賀県大津の防水工事店、メイコウの杉本憲央社長(右)。杉本さんは毎年正月には清水建設協力会の役員として、近江神宮でお祓いを受けているというから縁は深い。>>つづきを読む

日本石油70周年、90周年記念品も燃水祭で展示

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今年の近江神宮「燃水祭」では織物、彫金作品など関連品も展示予定
防水・石油業界の大事なお祭りである近江神宮「燃水祭」は、今年は7月5日に執り行われる。世話役の芝野さんと、長年「燃水祭」に係わってきた権宮司・大木さんが今年の、進行方法を相談。>>つづきを読む

京都府庁旧本館がお花見公開 屋上緑化「京テラス」も特別公開

恒例公開日-2

重文旧本館を舞台に桜とアートの祭典
屋上緑化施設・ソーラーシステムの休日特別公開も
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絵日記

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中島路可教室「聖書の中の化学と生物」②

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いよいよ始まった「中島路可教室」。化学が専門の中島先生が聖書の中に出てくる石油や水、塩など化学物質に興味をもつのは当然として、植物に魅かれたのはなぜか…。川口基督教会報に謎解きのヒントになる良いものがありました。

1986年の連載開始から半分、50回目の記事「連載50回を記念して」の中で、ご自分が「聖書の中の化学と生物」研究を始めた経緯を述べられています。

中島路可先生は1969年 京都大学工学部助教授就任のあと、1976年に鳥取大学に教授として赴任するわけですが、長年住み慣れた関西を離れて鳥取に移るにあたり、地域と関わりのある研究を目指し、鳥取に生育する植物の化学成分を考えたそうです。最初の勘違い(本人談)は「鳥取といえば砂丘。砂丘→砂漠とショートしてしまい、砂漠なら中近東、中近東ならイスラエル、と連想の輪が広がってしまった。」と書かれています。さらに「『「聖書の植物」とすると専門家の領域になってしまうが『聖書と植物』とすれば素人の勝手な議論でもよかろう、多少の脱線も差し支えない…」と考えたという訳だそうです。

聖書の中の化学と生物より  「石油」

ノアの箱舟にアスファルト
ナフサの語源も旧約外典に

中島路可

今日の我々の社会はもはや石油無しでは考えられなくなっている。私達の身の周りには形を変えた石油製品で満ちあふれている。農業ですら、農作業のエネルギーとしてガソリン、野菜作りのためのビニール・ハウス等々私達は石油を食べているといってもよい。

聖書のなかにも石油があらわれる。新聞の経済欄などに「石油ナフサ」などという言葉が使われているのを御存知だと思う。この「ナフサ」の語源を示す言葉は、旧約外典マカバイ記二、1章19~36節に求めることが出来る。新共同訳には外典が旧約続篇として入っているので、ここから引用して見よう。ヘネミヤが神殿の清めの祭りのために灯火の祭を祝ったときのことと聖書は記している。

我々の先祖がペルシアに捕らわれて行ったとき、当時の敬虔な祭司たちは祭壇の聖火を持ち出し、それを、水のかれたある井戸の中にひそかに隠したが、………それからかなりの歳月がたち、……ペルシア王からユダヤ王へ派遣されたネヘミヤが、その火を手に入れるため、それを隠した祭司たちの子孫をそこに送った。ところが彼らは火ではなく、粘りけのある水を見つけたと報告してきた。そこで、ネヘミヤは、それをくんで来るように命じた。………ネヘミヤはその水を、まきとその上のいけにえに振りかけるように、祭司たちに言いつけた。しばらくして、雲に隠れていた太陽が照りだすと、大きな炎が噴き上がったので、人々は非常に驚いた。………祭司たちが火を隠した場所で発見された水で、ネヘミヤたちがいけにえを清めたということがペルシア王に伝わると、………王はこの出来事を確認したうえで、その場所に垣を巡らし、そこを聖域とした。………ネヘミヤたちはこれを『ネヘタル』と名付けたが、一般には『ネフタイ』と呼ばれている。『ネヘタル』とは、清めを意味する言葉である。

エルサレム・バイブルの英語訳では「ネフタイ」はnaphthaと記されており、明解である。Naphthaはペルシア語のナフトNaft(土から滲み出たものを意味する)から由来している。私達が子供の頃からなれ親んだアラジンの魔法のランプは、中近東が古くから石油とのかかわりがあったことを示す。古代ペルシアの宗教であった拝火教(ゾロアスター教)は中近東の石油と無関係ではないように思う。この他、石油に関連する記事は、ノアの箱舟と、幼いモーセをのせたパピルスの小舟がそれである。創世記6章14節「あなたは、いとすぎの木で箱舟を造り、箱舟の中にへやを設け、アスファルトでそのうちそとを塗りなさい」。また、出エジプト記2章3節「……パピルスで編んだかごを取り、それにアスファルトと樹脂とを塗って、子をその中に入れ、これをナイル川の岸の葦の中においた」

このアスファルトは石油のなかの揮発性の成分がなくなって高沸点の部分が残ったもので、昔から舟の水もれをとめるシーリング剤や、燃料として用いられていたのである。古代における石油関連物の利用は思ったより多い。バベルの塔の構築にアスファルトが接着の目的で使われたり(しっくいの代りにアスファルトを用いた(創11・3))エジプトのミイラの製作にアスファルトを滲ませた布が防腐の目的で使われている。ローマのポンペイの遺跡では、路の舗装にアスファルトが使われていた。

石油の成因については、古生物が地球内部の圧力と熱とで分解して出来たと考えられるようになって来ており、カナダ産のオイルサンドから生物由来を裏付ける有機物が、まだ例は多くないがとり出されている。
(鳥取大教授)

聖書中の化学と生物(16)川口基督教会報昭和63年5月29日号より


「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館

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我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。

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