魔界の木に付着する苔を表すガラスモザイク
魔界の木に付着する苔を表すガラスモザイク
くっつけるのは、タイル用シリコーン系弾性接着剤
作品名:魔界の木(製作:佐藤寿新)
魔界に生える木は妖艶でグロテスク。崩れた赤いバラは魔界の木の実。赤は樹液の象徴。怪しく輝くガラスモザイクは魔界の木に付着する苔~~~だそうです。
生け花作家・佐藤寿新さん。実はタイル職人です。いや、逆だ!タイル職人の佐藤さんは生け花作家です。銀座・「建築職人展」で。
タイル職人の佐藤さんが、今回の展示会でこだわったのが、タイル工事で使われる材料を用いること。木の根や流木に塗ってある黒いものは、建物の外壁にタイルを張るときに使用する弾性接着剤。従来はモルタルで貼り付けるが、最近は弾性接着剤もよく使用される。ここではシリコーン系接着剤を使ったそうだ。
「コーキング材使った作品もあるよ」といわれて、銀座の画廊に行って来ました。
現場はマニュアルどおりには動かない。「きいてませーん」「こんなんじゃできませーん」「やったことありませーん」なんて言葉を一流の職人は発しない。何とかする力は日々の研鑽と経験の蓄積。何より欠かせないのが「遊び心」だ。遊び心のない職人に、現場対応力はない。
2013/10/30(水) 00:49:36|PHOTOダイアリー|