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「燃水祭」の御案内が届きました

「燃水祭」の御案内が届きました

新潟県胎内市(黒川村)から、滋賀県近江神宮から
防水の起源に係わる「燃水祭」の御案内が届きました。

黒川燃水祭ポスターH24年7月2日

黒川燃水祭(新潟)7月2日(月)午前10時半~

黒川燃水祭
新潟県黒川燃水祭(平成23年7月2日撮影・森田喜晴)

黒川燃水祭の開催について(お知らせ) 

初夏の候、貴社におかれましては益々ご繁栄の事とお喜び申し上げます。本年も、下記のとおり『黒川燃水祭』が「越の国黒川臭水遺跡保存会」により開催されます。「日本書紀」第38代天智天皇7年(西暦668年)の記述に「越の国より燃土・燃水を献ず」とあるのは、黒川(旧黒川村、現胎内市)といわれ、その昔、原油が川のように黒々と流れたことから黒川の地名の由来にもなりました。

この史実を後世に伝えようと毎年行われているのが『黒川燃水祭』で、天智天皇を祀る滋賀県の近江神宮から神官をはじめ石油開発業界、石油販売業界の代表が参列するとともに、地元小学校児童も郷土史の勉強を兼ねて見学し、白装束を身にまとった保存会メンバー等が献上風景を再現して街中を行列します。

なお、『黒川燃水祭』でカグマ(リョウメンシダ)により古式の方法で採油された油は、近江神宮において7月7日(本年7月5日)に開催される「燃水祭」に奉献されます。

1300年以上の時空を超えて再現される歴史絵図をぜひ取材くださるようご案内いたします。

胎内市黒川支所

近江神宮燃水祭(滋賀)7月5日(木)10時半~

近江神宮燃水祭
滋賀県近江神宮燃水祭(平成23年7月7日撮影:森田喜晴)

H24燃水祭案内状

佐野市立吉澤記念美術館での本邦初展示

「燃土燃水献上図」人気!! 2回の学芸員のお話も満席 へえ~。日本書紀にアスファルトや石油の話が出てくるんですかあ! 佐野市立吉澤記念美術館展示室入口に飾られた防水の起源に関わる小堀鞆音による「燃土燃水献上図」。学芸員(奥左)から説明をうける来館者。
http://roof-net.jp/index.php?%E3%80%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%9B%B8%E7%B4%80%E3%81%A8%E7%80%9D%E9%9D%92%E3%80%8D#k1e9873e

新潟の黒川燃水祭で汲み取られた燃える水、そして燃える土を天智天皇に献上する滋賀の近江神宮燃水祭。この道中、献上行列の様子を描いたのが、日本歴史画の父・小堀鞆音による「燃土燃水献上図」です。昨年この画が日本で初めて一般公開されました。

近江神宮ホームページではこう説明されてます。

http://oumijingu.org/publics/index/119/#page119_225

日本最初の石油の記録は、1340年をさかのぼる、天智天皇の御代のことした。正月3日、新都大津宮において、御即位の式典を厳修せられた天智天皇7年(668年)の7月のことでした。

越の国 燃ゆる土 燃ゆる水をたてまつる」
日本書紀はこう書き記しています。燃ゆる土『燃土』とは天然アスファルトのこととされ、燃ゆる水『燃水』とは石油のことです。『越の国』は、現在の新潟県。なかでも現在の胎内市(旧黒川村)であったといわれます。黒川村は、昔、川の流れが黒くなるほど燃水が湧き出したことから、「黒川」の地名がついたと伝えられています。

その7月、越の国より採掘された燃水と燃土が天智天皇の都に献上されたのでした。科学技術を駆使され国づくりを推進された改新政治を象徴する記事といえます。

毎年7月1日(24年は1日が日曜日のため2日)、新潟県胎内市黒川において燃水祭が行われ、その折採油された原油が、6日後の7日(7日が土日の場合は5日)、近江大津宮旧跡に鎮座する近江神宮燃水祭において、黒川からの使者により燃水献上の儀が、往時のままに厳修されています。さながら日本書紀の記述を再現するがごとくに。

地球温暖化問題がクローズアップされるなか、化石燃料のマイナス面が強調されることが多くなってきましたが、東日本大震災にともなう原子力発電所の事故以来脱原発への志向が高まり、さりとてただちに自然エネルギー中心に転換するのは現実的ではありません。現代文明を前提とする以上、当面は石油を中心とする化石燃料に頼らざるを得ません。むしろ従来にもまして重要となってきます。

全国石油・エネルギー業界・関連業界関係者多数のご参列の中、石油業界の代表者の手により、ランプに灯をともして献灯の儀を行い、現代文明の基盤である石油への感謝の誠を捧げます。

2012/06/19(日) 19:56:05|「日本書紀と瀝青」2012|

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