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「施工と管理」銅屋根クロニクル-76-

「施工と管理」銅屋根クロニクル-76-

石川県金沢駅
もてなしドームの向拝は銅屋根の鼓門

448鼓門口

北陸新幹線の金沢延伸を見越した駅周辺整備事業の進捗によって、平成17年(2005)3月、金沢駅兼六園口東口(当時の呼称)正面に巨大な総ガラス製ドーム「もてなしドーム」と木製の「鼓門」が完成した。

鼓門の2本の柱の内部には送水管が設置され、もてなしドームの屋根に降り注いだ雨は、この送水管を通して貯水槽に送られている。降雨量が多い金沢で、大きな傘であるドームの水が柱の下に流れ込んでいく

太鼓口448

門を支えるのは高さ13.7mの太い2本の柱。伝統芸能である能楽・加賀宝生(かがほうしょう)の鼓をイメージしたもの。

448鼓門模型
駅のロビーにはその模型が展示されている。

鼓やね模型

鼓門には、米松の構造材が使われており、らせん状に組み上げられた柱と、ゆるくカーブを描く面格子の屋根が繊細で美しい。

448どうばん
その複雑な曲面に、銅板が葺かれている。

日本金属屋根協会が毎月発行する機関誌「施工と管理」に「銅屋根クロニクル」を連載させていただいています。この企画は日本の重要な近代建築や寺社建築とその銅屋根を紹介し、板金職人の技と心意気を伝えようというものです。物件と紹介と銅屋根施工のポイントを紹介してゆきます。
バックナンバーはこちら>>http://www.kinzoku-yane.or.jp/chronicle/index.htm

銅屋根クロニクル-76-金沢駅(石川県)

施工と管理2020年5月号No.381より

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2020/06/15(月) 12:20:39| 屋根|

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