「施工と管理」銅屋根クロニクル-41-
「施工と管理」銅屋根クロニクル-41-
美人山「畝傍(うねび)」を背に広がる昭和神社建築の粋
日本金属屋根協会が毎月発行する機関誌「施工と管理」に「銅屋根クロニクル」を連載させていただいています。この企画は日本の重要な近代建築や寺社建築とその銅屋根を紹介し、板金職人の技と心意気を伝えようというものです。物件と紹介と銅屋根施工のポイントを紹介してゆきます。
バックナンバーはこちら>>http://www.kinzoku-yane.or.jp/chronicle/index.html
「施工と管理」№342、2017年2月号の「銅屋根クロニクル」は奈良県の橿原(かしはら)神宮。
ルーフネット335号の読み物は、『美人山「畝傍(うねび)」を背に広がる昭和神社建築の粋 橿原神宮』の記事を転載させていただきます。
昭和14年に完成した外拝殿は、「耳成山と香具山が奪い合った」という優美な畝傍山を背景に、両脇に長い廻廊を連ねた壮大な入母屋造りの建物である。外拝殿の石階段を上ると、正面に内拝殿が見え、その屋根越しに幣殿の千木・鰹木が金色に輝いてそびえている。境内最大の見どころだろう。同神宮の公式HPはこの景観を「昭和の神社建築の粋ともいうべき豪壮さがうかがわれる。八紘一宇(はっこういちう)の大理想をもって国を肇(はじ)められた神武天皇の宏大無辺な御神徳を景仰するに、まことにふさわしい」と紹介している。
銅屋根クロニクル 41 橿原神宮(奈良県)
2017/02/27(月) 22:41:39|屋根|