「ずいき祭り」の「ずいき神輿」の屋根は「ずいき葺き」
「ずいき祭り」の「ずいき神輿」の屋根は「ずいき葺き」
10月1日~5日まで京都北野の「ずいき祭り」
神輿の屋根は「ずいき葺き」
特に4日は巡行を終えた神様が天神さんにお帰りになる日。行列が京都でも最も古い花街「上七軒通」を通ります。お茶屋さんの前では芸舞妓さんが並んで迎えます。
(「お初」主人・ 田中左千夫さん撮影)
ずいき祭り: 五穀豊穣を感謝する北野天満宮の秋の例大祭。平安時代後期から記録に残る古い祭礼。4日の還幸祭(かんこうさい)には、天満宮の神輿や、西の京七保神人(ななほじにん)がずいき(芋の茎)などの野菜で作ったずいき神輿が上七軒通を通って天満宮東門に入る。
上七軒の茶屋には祭りの提灯や幕が張られ、芸妓舞妓が総出でこの行列を出迎える。数十年前までは、茶屋も格子を取り外し中から眺めていたが、その風情はなくなった。(上七軒の老舗菓子店:老松の主人太田達さん。「京の花街~ひと・わざ・まち」より2009年4月日本評論社刊)
「京の花街~ひと・わざ・まち」2009年4月日本評論社刊 1900円)
京都の花街を初めて総合的に描いた好書。
文化の伝承システムとして・景観保存に花街がいかに重要な役割を果たしてきたかがわかる。
2013/10/08(火) 11:14:45|屋根|